ウゴガベ

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20210821日記+簡易音楽レビュー

昼にそうめんブランド揖保乃糸の最上級品「三神」を頂いた。

茹でる前から手触りの繊細さが違う!そして味もすごい。一般的な手延素麺ならしっかり噛み締めてやっとにじみ出るものである麦の旨味が、口に入れた瞬間から全開。細い麺の舌触りも素晴らしい。つゆの絡みも異常なほどよく、麺にかなり持っていかれてしまうのでいつもの量であればつゆが足りない。いつものそうめんも手延しか食べていないが、それと比べても圧倒的な格の違いがあり、価格に比例した美味しさ。

夜は良い焼き肉を頂いた。かなりオイリーでありながら全く胃への負担がなく楽しい時間だった。150gで8000円以上するサーロインは注文時はやや躊躇したが、食べてみるとやはり値段相応の美味しさであり、後悔することはなかった。写真はサーロインではない。なんだっけ。おいしいやつ。

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音楽

Steppenwolf - Born To Be Wild―The Greatest Hits

無数にベスト盤がでているバンドだけど、これは93年リリースの日本独自企画盤。恥ずかしながら表題曲しか知らなかったけれど、どの曲もなかなか心地よいハード・ブルース・ロック。Eric Craptonに似たような曲がたくさんあるな、と思った。お気に入りの曲はストレンジなリフが印象的な「Screaming Night Hog」ピアノパートがLucifer's Friendっぽくてかっこいい「For Ladies Only」あたりか。後者はシングル版だとやや短いエディションだがここで収録されているのは9分を超えるアルバム版なのも嬉しい。あとタイトル曲は最後に入っているライブ版の方がかなり良い。

リリース時期が時期だからか、やや滑稽な点が二点。

1.ライナーノーツには「Born To Be Wild」がCM等で濫用されている現状に複雑な心境が綴られているが、そこで「だいたいLed Zeppelinの曲ならそういうTV-CMやお笑い番組のテーマ曲に使われることもないだろう」との一文が。「Immigrant Song」がTVで使われだしたのはもう少しあとの時期だったということなのだろうか。現代からみるとあまりにも"嘘"なのが面白い。

2.歌詞対訳が表題曲のみ!売れてる曲だけ日本語訳するというのは、商売人としては正しい態度なのかもしれないが、ここからSteppenwolfにドハマリする人間がいるかも、と願わないのは音楽業界人としては寂しい感性だな、と思ってしまう。それともバブル崩壊後で資金が足りなかったのか。

 

FUJI ROCK FESTIVAL '21

配信でROVOを観た。Twitterのタイムラインではナンバガ派が大多数だったが視聴者数的には圧倒的にKing Gnu人気だったらしい。音源は「Tonic2001」とCONDORのみ所持しているけど、もともとあまり曲単位で聴いていないので曲の区別が全くついておらず、今回のライブも全くセットリストをわかっていない。相変わらずの恍惚的人力トランスで、途中からコンガが入るのは酩酊が途切れなくて良かった。最終曲、途中でメンバーの一部がリズムの解釈を変えて弾くことで強制的にポリリズム化し、他のメンバーが次第に呼応することで曲展開の変化がないままにリズムチェンジする、というのを数分間かけてやっていてよかったな。ドラッグカルチャーと距離をおいたサイケデリック音楽ならではの知的なトリップ感だ。人混みに行きたいとは思わないけど、生で観たいライブだったな。

続いてTHE SPELLBOUNDもせっかくと思い聴いていたけれど、ブンサテの音楽性が苦手な自分にはやはり合わず途中離脱。VJはよかった。

人力トランス要素のバンド、なにか好き嫌いがあるのだが言語化できない。ボアダムスは好き。キモいのが好きなだけかな。

envyがでていたのを事後的に知った。見たかったな……。時間が合うかわからないが、明日はFINALBY、GEZANあたりは見ておきたい。