ウゴガベ

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20210822日記

音楽

FUJI ROCK FESTIVAL '21

今日見たのは以下の通り。

・GEZAN(途中から)

・FINALBY()

平沢進+会人(途中から)

電気グルーヴ(途中から)

・4s4ki(一瞬)

GEZANはもともとお気に入りのNO GODはもちろん、DNAが良かった。彼らなりのUnder Pressureのようにも聴こえる。最後の曲も幕切れとして物凄く最適だったけど、音楽がヒッピー的な連帯感をもたらすことについて物凄く抵抗があって、彼らの実際の思想は全くヒッピーチックでない力強いものであことは理解しているつもりだけれど、もう"雰囲気"だけでちょっとたじろいでしまう。

FINALBY()は真面目なノイズ/インスタレーションをやっていたと思うけど三角コーンがかなり重要な柱になっている事自体が面白く、ずっと楽しんで見られた。配信では走査線等エフェクトが画面を縦横無尽に舞ったりEYヨの肉体だけに投影されていたりしたけれど、会場ではまた別のVJがなされていたっぽい。個人的な好みでいうと、配信で見られてよかったな。

ヒラサワ、電気に関してはBGM代わりに聞き流していた。ヒラサワのギターサウンドシンセサイザーの思考を持ち込んだ音がして好み。それをバカテクで弾く姿はかっこよすぎる。電気は発声禁止の環境で最後に富士山をぶち込んでくるのは酷というものだ。観客の中には鼻マスクの客も多いようで、今後のクラスター感染が怖い気持ちもある。

4s4kiについては、とにかくオートチューンボーカルと「ハイになっている」パフォーマンスが苦手で早々に離脱。音楽性自体は幅広そうだったので、そこさえ無ければ割と楽しめた気がする……。オートチューンが肉声の不正確性という魅力を失わせているようにしか聞こえなかった。パフォーマンスについても、そういったエキセントリックさによって逆説的に「ヤバい」「キマってる」の類型で捉えてしまう自分が嫌で……。パフォーマンスがヤバかったりキマっていることの何が良いのか、よくわかっていない。

個人の感想ですよ!

 

漫画

実家から漫画版のエヴァンゲリオンを引き上げたので読み直している。シンジと同世代の頃に読んでいたので、当時と今では読み方がだいぶ違う事に気づいた。

・最初からミサトさんが弱い大人として描かれているのがわかる。当時は強権と癇癪を両立させているだけにしか見えなかった。

・ケンスケとの別れが辛いのは記憶どおりだったが、これを踏まえた最終話やシンエヴァでの笑顔はやはり感慨深い。

・補完後の対話は旧劇や新劇より好み。クサい感じもするけれど、他者との関係を象徴する「手」への優しい眼差しが嬉しい。漫画版では、ゲンドウの手は見にくく穴が空くけれど、シンジの手は精液に汚れない。最後が冬なのも、補完を拒んだからこそかなったユイの願いの一つとして象徴的で良い。