労働
たいへんに疲れて気力が一切ない。
音楽
10代の男女複数名に会う機会があり、皆が皆音楽が好きだと言うのでどんな音楽が好きなのか訊くと過半数が「spotifyに勧められた音楽を勧められるがままに聞き流すのが好きなだけであり、自分が好きな音楽が何なのかはわからない。わからないままで別にいい」のだと言う。徹底的に自分と「音楽好き」の定義が違っていて面白かった。
自分は10代の頃「わたしは〇〇が好きだけど、公式供給をすべてチェックしているわけじゃないし、そんな状態で『好き』なんて言ったらマニアにボコボコにされてしまう。ファンだなんてとても自称できないなあ」という自意識があって、インターネットや周囲の人間を見る限り結構多くの人が持っていた感覚だと思っている。
今回会った彼らの考え方はそういったところとは全く別のところにある。シンプルに自分の快楽の発生源を「好き」と言えるのはひとつの健全さだと思う。より良いものを求めようとしないのも別に個人の自由である。寂しさや不可解さを感じないかと言ったら大嘘になるけど。
本
ハインラインの『夏への扉』を読み始めた。アニメ『ヘボット!』の元ネタの一つであると知ってすぐ買ったものの積ん読していた。まだ前半だけど、とりあえず「文化女中器」が性的な器具の名称でなかったことにびっくりしたところ。
良いインターネット
「江戸時代の識字率が高いことになったのは1970年代中葉である」 » 「江戸時代の識字率は世界一」という出版での言説の構成過程 清水一彦 (2016年5月 春季研究発表会) | 日本出版学会 https://t.co/GR5U3IaQdy
— Hiroshi Yamaguchi (@HYamaguchi) 2021年9月14日
「江戸時代の識字率云々」はよく聞く言葉だけど、清水氏の言うことが正しければ一種の偽史だということになる。