日記
DTMなどをやっていた。いままでMTRで録音して骨子を作ってからDAWで細部を弄っていたけど、ライブもコロナ関係なく数年やっていないし、デスク完結型にしても良いかもしれない。そうなると少しはペダルとかよりプラグインに金をかけたほうが良いのかな……データだけのものにお金を払うのが未だに苦手で、未だにBandcampよりCDに金を使っているタイプなのでどうしても抵抗がある。
労働
明日から来週月曜辺りまで破滅的に仕事が忙しく、そのことを思うだけで動機やめまいや心臓の痛みなどがあり、早く終わってほしい。
肉体と精神
「肝が冷える」という言葉があるが、実際そういう状況になったとき、私の体感的には心臓が冷えている。心臓の中身がストンと下腹部に落ち、心臓の中に寒風が吹く。この話を妻にしたら「いや。私は言葉通り肝が冷えている。心臓は冷えない」と言われ完全敗北した。
ニチアサ
今日の「機界戦隊ゼンカイジャー」がすごかった。
要するに、制作側も、演者側も、全員が悪ノリした結果、「お蝶夫人みたいな敵とテニプリパのパロディギャグを延々と繰り出し続ける戦隊がテニス勝負をする」が本筋になってしまった。ネットミームになるほど有名ではない、でも一回でも読んだことがあれば大抵分かる、という絶妙なラインをずっとついていたのが面白かったな。「氷の世界/破滅への輪舞曲/ウォーターフォール」あたりの今となってはマトモな方の技をちゃんと拾ってたり。
名乗り口上のついでに片手間気味に必殺技を出したりと、テニス以外の部分もメチャクチャな回だった。
ちなみにお蝶夫人役は駒田航氏(ヒプマイの入間銃兎、アイマスsideMの古論クリス)。
音楽
Carcass - Torn Arteries
2021年7th。コロナ禍で1年延期して8年ぶりの新作。ジャケットが不気味で良い。パッケージ全体がこのジャケットを起点にしたアート作品になっている。
4thと3rdの中間だった前作よりもだいぶ3rdに近づき、ドライな感覚は残したままにスピード感と叙情性は減退、気持ち悪さと複雑さが増した。3rdと同じく、メロデス・デスメタル・ヘヴィメタル、どの文脈に位置づけても違和感のあるオリジナリティの塊のようなアルバム。
Billのブルージーなんだかデスメタリックなんだかメロディアスなんだかアヴァンギャルドなんだかキモいんだかよくわからないリフとソロもいっぱい詰まっている。あと彼のボーカルもかなり増えた。
リフの数珠つなぎのような過去最長曲Flesh Ripping Sonic Torment Limitedや、Cathedralっぽい楽曲にクラップ音まで入れて薄気味悪さ満点のIn God We Trustなど、「ドライなのにキモい」楽曲がたっぷり。Under the Scalpel BladeやKelly's Meat Emporiumあたりは本作の中だとまだキャッチーでシンプルな方か。本編最終曲The Scythe's Remorseless Swingは彼ら流にハードロックを解釈した怪しくてメロディアスなリフ&ソロが素晴らしい!
35年に渡るキャリア、オリジナルドラマーやメロデス期を支えたギタリストの脱退、10年以上の空白期間といった、いつ活動を止めても不思議じゃない経歴を持つバンドがこれだけ何ものにも阿らない新譜を出してくれるなんて最高だな。