ウゴガベ

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20220313日記+簡易音楽レビュー(Decayed, Stratovarius)

日記

散髪。
二次創作の文章をちまちま書いていたが進まず。
運動もしようとしたが、急に血の巡りが良くなったせいか親知らずの抜歯痕からかなりの激痛がしたので中止。数分の筋トレであれば大丈夫っぽいが。

ニチアサ雑感

バイス

大二vsカゲロウとさくらvsアギレラ。ちょっと泣けた。
両者に共通するのが「互いが互いの強さと優しさに影響された結果、主人公サイドは優しさを貫くための強さを手に入れたが、敵サイドは優しさにほだされて強さを手放してしまっていた」ということ。根本には勧善懲悪がある子ども向け特撮において、象徴的かつ教訓的な対比でいいなと思った。

ドンブラザーズ
語り手の女子高生の濡れ衣、早く晴れてくれ~という思いでいっぱい。良くも悪くもどう転がるのかさっぱりわからん。

 

サイスタ

3DMVが3曲めの実装。かなりいい!どんどんクオリティが上がってきて、3DCGモデルのはずが「アニメの神作画回」くらいに自然に見える。2回めサビ終わりの水嶋咲さんだけがひざまずいているカットが神がかり的に美しい。

 

音楽

Decayed - The Book of Darkness

decayed666.bandcamp.com

ポルトガルブラックメタルバンド1999年3rd。

のっけから21分の大曲が始まるが、トラック分割されていないメドレー感覚で聴けるので飽きは来ないメロディアスなミドルテンポから始まってちゃんと勢いのあるパートもあるし。
2曲めからはコンパクト。どの曲も個性が弱くてボーカルのリバーブがうざすぎるが、質は高い。6曲め「Flesh to Ashes」は凄まじい勢いが白眉。
Bandcampだと7曲だが、CDだとカバー曲が9曲ついてくる。どれも及第点。カバーではボーカルがスラッシュメタルっぽく歌っている。原曲に寄せているのかも。

 

Stratovarius - Elements Pt.1

www.youtube.com

2002年9th。
コテコテの様式美メロスピがそこまで好きじゃないので、メロスピ曲とミドルテンポの長尺曲が交互になった構成が個人的には嬉しい。長尺曲も退屈なところも多少見受けられるが、4曲め「Fantasia」8曲め「Elements」あたりは重厚で緩急のついた展開が良い。速い曲だと5曲め「Learning To Fly」の妙に暗いメロディがツボ。

ラスト2曲の流れがめちゃくちゃ好きだ。本編ラスト9曲め「A Drop in The Ocean」では、本作を作るまでの過程で心理学を学び自分に向き合ったリーダー&ギタリストのティモ・トルキが、苦悩を苦悩のままに受け止め、自分の心の壁を取り払い、自分をちっぽけな存在かつ大いなる存在の一部(=A Drop in The Ocean)として受け止める心情が示されて、波の音のSEが長時間流れて終わる。
しばらくして波のSEが途切れると、ボーナストラック「Into Deep Blue」の落ち着いたアルペジオが鳴り始める。「ボーナストラックって雰囲気壊されるから嫌なんだよな」と思っていたが、この曲が真のエンディングだと思える良曲だった。
前曲で「自分を癒やしも傷つけもしない大いなる宇宙」の比喩として示されたOceanが、この曲では「君の青い瞳」の比喩という、小さくて優しいかたちに一気に変質する。前曲での「自分は取るに足らない大海の一滴だ」と本曲の「僕が世界を背負えなくなったその時は君の瞳の海に沈む」は、文章表現としてはスケールを一気に転換した形だが、実際のところは曲をまたいで「自分の内面にケリをつける→世界に向き合う→他者の手を借りる」という現実に向き合うステップを踏み出しているようにも読み取れ、流れとして美しい。
曲調についても、苦しみを受け止めて進む、という前曲の趣旨を受け継ぐような、シリアスだが暗すぎないメロディ、抑揚の効いた美しいコーラス、ゆったりと展開する構成が組み合わさって、アルバムのエンディングとして最高の曲になっている。しかしやはり何度確認しても日本盤のみのボートラとのこと。嘘?本国のファンはこの曲なしのバージョンを聴いてるの!?なにそれ!?!?壮大なラストバトルが終わって身近な「自分&愛する人」のエピローグになるのみんな好きでしょ!?シンエヴァとか!