ウゴガベ

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20220326日記+簡易音楽レビュー(Burn, Chroming Rose, 不失者)

日記

妻のすすめで一日(外出時除く)ワンピースを着て過ごしてみた。
良いところ→腰の締め付けがなく開放感がある。脱ぐのも着るのも早いし楽。
悪いところ→スタイリッシュな体型と顔面でない限り見られたものではない。足が冷えやすい。
部屋着としては良い気がする。あと痩せよう。

回収。かわいいぜ。

 

シャニマス

www.amiami.jp

欲しいな……懐事情は厳しいが……。

 

音楽

Burn - Global Warning

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イギリスの検索しづらすぎるハードロックバンド2008年3rd。メンバーの死などの事情で1995年以来のリリース。
2ndはBon Joviっぽい音楽性だったらしいが、本作はモダンでヘヴィな音作りながらも渋いメロディに満ちた正統派で骨太なブリティッシュハードロック。メタル寄りの音作りの楽曲にハスキーなボーカルと重厚なコーラスとシンセが味付けをしており、粒揃いの楽曲が並ぶ。
数多のメロディアスなHR/HMバンドが挑戦しては失敗しがちな「ヘヴィなミドルテンポのリフがメインだけど総体としてはキャッチー」に成功している1.Shadow of The Satellites、壮大なメロディにコーラスがバッチリハマっている2.Dangerous Times、イントロと中盤のオールドスクールな速弾きギターがめちゃくちゃかっこいい5.Meltdown、声質が楽曲とマッチしすぎているヘヴィバラード7.Pray for Rain、オールドスクールなアップテンポのハードロック9.Weight of Expectation、あまりにも切なく爽やかで美しいメロディの11.Give Me Tonightあたりがお気に入り。かなりの掘り出し物作品だ。リリース当時に聴いたHRファンの多く(モダンサウンド毛嫌い勢除く)は年間ベスト10に入れてたんじゃないか。

Chroming Rose - Garden of Eden

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昨日の日記で1stをレビューしたバンドの2nd。1stよりも音作りや歌い方も含めてかなりHelloweenっぽい、というかKeeperシリーズっぽい。1.Heroes of The Modern Worldはとくにそう。この曲は緊張感がありつつもサビはシンガロング必至のキャッチーさというのが良い。3.Integrationも楽しく激しい。5.Babylonはちょっとテンション抑えめのファストチューンで展開が面白い。ただそれ以降は失速する感じで、タイトルトラックも9分ある割にはそこまでドラマチックに感じられない。

 

不失者 - 完結されもしない死

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灰野敬二のバンドによる1997年作。なんと徳間ジャパンからの1stリリース(=メジャーデビュー)。
簡単に言えばバンド形態によるノイズ/即興ものなんだけど、その根底にブルース/初期ハードロック/フォークを感じるのが面白い。
とくに2.「うまくいったのに?」は、初期Blue CheerMC5といった初期ハードロックの要素をいびつに取捨選択した結果としてロックンロール性の剥奪に成功しており、即興的なリズムのズレが全編に渡っているにも関わらずノイズとポストパンクの中間とでも言うべき独特のグルーヴが生まれている。実験精神とクオリティが両立した名曲と言っていい。
3.「僕に似つかわしいもの」4.「在りつづける」はどちらもバラード風のパートからノイズになだれ込む楽曲で、両パートが異なる美的感覚を提示する。5.「完結されもしない死」はミニマルなベースリフにドラムがズラしを多用しながら合わせ、そこにノイズギターと灰野の絶叫が切り込むという灰野のパブリックイメージに近い楽曲。ベース&ドラムの緊張感あるプレイがツボ。
灰野敬二関連の作品はそこまで追えてないけど、本作は際立ってノイズと歌心が両立した名盤だと思う。