ウゴガベ

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20220412日記+簡易音楽レビュー(Wicked Lady)

日記

今日も夜まで仕事。もともと残業が少なめ(定時にギチギチに詰め込むスタイル)の職場なのもあるが、平均的な月あたり残業時間の3倍のペースだ。

 

運動

「運動でストレスを発散」というのがよくわかっていない。どうもこの物言いをする人々にとって、ストレスはスポーツ等のエネルギーになっているらしい。
意図的な体の挙動にネガティブな感情が乗る、ということ自体はあるが、それでもともとのネガティブ感情が消えるということは、記憶している限り思春期以降無い(流石に幼少期は大暴れ&大泣きで気が晴れたことが多いだろう)。
エクササイズとしてパンチを打つ時、怒りがパワーに昇華されているというよりも、怒り.csvがある状態で「名前をつけて保存」で【パンチ用】怒り.csvを作成し、後者を腕にメールしたあと削除している、みたいな感じがある。怒りの総量は変化しないどころか、力を込めている間は怒りの量が倍になるので精神的苦痛がむしろ大きい。

昔何処かで「ジョギングしながらうじうじできる人間はいない」という文章を読んだときもかなりびっくりした。単純な動作を繰り返す運動をしている間は脳が空っぽなのだから、むしろ自然とネガティブな思考が鎌首をもたげる絶好のチャンスではないか。

 

音楽

Wicked Lady - Psychotic Overkill

guerssenrecords.bandcamp.com

1968年から1972年まで活動していたイギリスのハードロックバンドによる1972年録音、2012年リリース作品。

物騒なタイトルとおっぱい丸出しジャケットでいまいち音楽性の読めない雰囲気だが、「黎明期ヘヴィメタル」と呼ぶにふさわしい、重厚感とメロディを兼ね備えたハードロック。
「重厚な70年代ブリティッシュハード」というとBlack Sabbathを想起せずにはいられないが、実際あの「初期ドゥームメタル」っぽいリフが随所で聴かれる。しかし、初期Sabbathと比べると結構タイト(ブルージーな遊びの要素がない)さがあるため、どっちかというとよりメタルっぽさの強いPentagramのほうが雰囲気は近い。そんでもってギターメロディーはIron Maidenっぽいパートがかなり多い。この2つの要素の食い合わせが意外とよく、あまり類を見ないハードロックが聴ける。この音源を発掘したレーベルは偉い。レーベルの紹介文にはPhychedelicというワードが出てくるが、曲が長くてボーカルがヘロヘロなこと以外にサイケ要素は殆どない。上にも書いた通り、楽曲の方法論的には10年早かったドゥームメタル&NWOBHM
惜しむらくは、相当にへっぽこなボーカルと、最終曲7.Ship of GhostのBlack Sabbath - The Warningをメタル化したみたいな雰囲気が若干退屈なことくらいか。リードギターはめちゃくちゃかっこいいけど、22分もいらなかっただろこれは。