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2022年08月第3週の週報&簡易旧譜レビュー(Andre Vida, Whiplash他)

あったこと

盆休みが終わったが体調不良が治らず、半休を活用しながらの平日になった。

今週の中に誕生日があり、祝われなどがあった。

週末はでかけまくり。海も行った。

日曜日は家のカーテンをアップグレード。気分が良い!

 

音楽

John Zorn: Kristallnacht

John Zorn: Kristallnacht

  • Various Artists
  • Classical
  • USD 9.99

music.apple.com

「水晶の夜」をかなり真剣に取り上げたコンセプトアルバムなので一日に何周もできる軽さではないが、聴き応えがある。

Naninani II

Naninani II

music.apple.com

Nani Nani(Ⅰ)のほうが好き。

「良い曲ばかりだがよりによって1曲めが『良くない29分の曲』である」というかなり特殊なアルバム。

 

Whiplash - The Roadrunner Years

The Roadrunner Years

The Roadrunner Years

  • Whiplash
  • ロック
  •  

music.apple.com

スラッシュメタル。激レア化していた1st~3rdの再発。
1stは本当に文句なしのスラッシュメタル。ちょっとだけメロディアスなリフ(単音の使い方が上手い!)とソロ、猪突猛進の楽曲構成、切れ味鋭いシャウトボーカル、完璧。特にB面のスピード感はすごい。
2ndと3rdはスピードに頼りすぎない音楽性に若干シフト。2ndはバランスが取れていてこれはこれで良い。2.Walk The Plankと5.The Burning of Atlantaは名曲。3rdはクリーンボーカルへの交代などもあり好みからだいぶ外れた。スラッシュメタルフリークのいう「1st以外はカス」は言いすぎだと思う。この2作が悪いのではなく、1stが良すぎるのだ。

 

Andre Vida - Minor Differences

vidatone.bandcamp.com

2014年作。CDがEntr'acteからリリースされており(E179)、その際のジャケはbandcamp版と違ってこの時期のEntr'acteおなじみの「白地の中心にグラデーションがかった長方形」デザイン。
サックスの多重録音によるコラージュ/音響系作品。ノイジーでどこか愛嬌のあるサックスの音色がフレーズを構成し、楽曲が展開する前に瓦解、聴きどころが離散と集合を繰り返す。各種サックスがカホン風、ベース風、シンセ風に聞こえることも多く、サックスだけという感じがあまりしない。オーバーダブもかなり緻密で、即興色は殆どなし。CDにはご丁寧に、各楽曲でいくつ楽器をオーバーダブしたか書いてある。例をあげるとチャカポコと可愛らしい9.L.A.X.は「4 Sopranios, 2 Sopranos, 6 Tenors, 2 Baritones」とのこと。
各楽曲は一定のアヴァンギャルドさを保ちながらもポップだったり不穏だったり。「アイデアが置かれているだけ」という印象があり、聴いていてどこか落ち着く。