ウゴガベ

ugogg阿部音楽紹介オタク感想雑記日記告知ブルトン身長60m体重6万t

2022年09月第1週の週報&簡易旧譜レビュー(324、Fight他)

あったこと

仕事はだいぶコロナ関連でバタバタした。

嫌いなんですよあの店名。

急須を買い替えた。茶こしが編み込みでなくてパンチングのもの。洗いやすいぜ。反面お湯の透過量が違うのか、前の急須より蒸らし時間が必要。

釣り行きたいなと思いつつ上記の理由と、あとそもそも最寄りの海が150km先だというのがあり……。子供の頃、ハゼとアイナメは暇つぶし感覚で釣りに行っていたが今住んでいるところはどうなんだろうな。当時は太平洋側、今は日本海側に住んでいるのでおそらく全く魚種が違うはず。

今週のニチアサはすごい情報量だった。仮面ライダーは新作の第1話だし、戦隊はシナリオにコメディとシリアスと大量かつ同量ずつ詰め込みつつ演出においては引き算の美学を意識した巧みさが光った。

 

音楽

Bandcamp Friday。

 

John Zorn - Cobra (Game Pieces vol.2)

music.apple.com

Cobraに「つまらなそう」と偏見を持っていたが、少なくともこのアルバムは面白い。

 

Anathema - Judgement 

Judgement (Remastered)

Judgement (Remastered)

  • Anathema
  • Hard Rock
  • TRY 9.99

music.apple.com

後半の加速にメタル感を残すタイトルトラックや、ミニマルな構成でドラマを演出する手法に後期路線の萌芽を見せるDon't Look Too Farがお気に入り。

 

Pharoah Sanders - Welcome To Love

music.apple.com

なんとなく、「神妙じゃなさ」がいい感じ。ただ私がファラオに求めるものではまったくない(日本企業の企画盤らしいし、らしくなくてもいいのかも)

 

324 - Rebelgrind

(ネット上に公式音源なし)
東京グラインドコア2nd。『冒涜の太陽』に比べるとややブラスト少なめ?しかしその分いろいろな雰囲気のリフが聴けるし、爆速ブラストが際立つ。多彩なハードコア要素をブチ込みつつ総合的に嵐のようなグラインドコアという印象になるのはすごい。ジャパコア系の暑苦しいギターソロが差し込まれるSlavedrive、個性的なリズムチェンジが楽しいStoryteller、冒頭シンガロング必至のLife Only Brought Up Evil、巧みなドラミングによるリズムチェンジが予測不能なRequiem For the Flockあたりが好き。特に個性的な曲がこのへんだというだけであって、全曲最強のグラインドコアです。

 

Fight - A Small Deadly Space

A Small Deadly Space

A Small Deadly Space

  • Fight
  • Metal
  • USD 9.99

music.apple.com

ラフな音作りと、インダストリアルメタル要素を捨ててドゥームメタル・モダンヘヴィネス・グランジを融合させたような退廃的な楽曲の相性がいい。
Robの歌い方は美しく豊かに枯れた中音域の歌声がメイン。Human CrateとIn A World of My Own Makingが白眉。ハイトーンシャウトも控えめかつ使い所を抑えているのが曲調と合う。Legacy of HateのAメロは絶妙にそれまでのRobのイメージから外した汚らしいスクリームを使いこなすことで、攻撃的でありながら旧作のイメージを呼び起こさないことに成功している。メタル度の高い楽曲も、MetallicaのLoadを彷彿とさせる「モダン・ヘヴィ・ブルース・ロック」調とモダンスラッシュっぽい刻みリフをうまく調合している。なんならあの頃のMetallicaより断然上手い。Beneath The Violenceが特にわかりやすい。
ベース除くメンバー全員が作曲に関わっている(ライナーノーツより)効果はデカいと思われる。1stはアラフォー一人が作った最新メタル(風)作品だが、本作はRobの才能と2~30代前半のリアルタイムな感性がそのまま反映されているのだから。
マジでみんな1stの方好きなんですか???マジで???と思ったが、時代の空気感もあるのだろう。1stが「あのハイトーンボイスがメタルサウンドに乗ることはないのだろうか」というファンの不安を見事打ち破ったことは確かだろうし。