あったこと
仕事はだいぶコロナ関連でバタバタした。
近所にできたパン屋の店名に「奴隷」という単語が入ってて、「消費者が能動的に美味しさを求めて来る」「豊かな食卓の創出に貢献する」などの役割を持つ食品製造小売が安易にこのワードを看板に掲げることに甚大な衝撃と失望と殺意があった。公式HPの「店名の由来」見ても印象変わらず。呪殺!!!!!
— ugogg (@ugogg) 2022年8月29日
嫌いなんですよあの店名。
急須を買い替えた。茶こしが編み込みでなくてパンチングのもの。洗いやすいぜ。反面お湯の透過量が違うのか、前の急須より蒸らし時間が必要。
高校生までよくやっていた海釣りに復帰したい気持ちはやまやまなんだけど震災以降あまりに海に対する畏敬の念(畏が7割)が高まってしまってちょっと恐れ多いんだよな あなたが美食倶楽部の会員だとして海原雄山の顔に釣り糸飛ばせますかって話 イソメ刺さってるし
— ugogg (@ugogg) 2022年8月30日
釣り行きたいなと思いつつ上記の理由と、あとそもそも最寄りの海が150km先だというのがあり……。子供の頃、ハゼとアイナメは暇つぶし感覚で釣りに行っていたが今住んでいるところはどうなんだろうな。当時は太平洋側、今は日本海側に住んでいるのでおそらく全く魚種が違うはず。
今週のニチアサはすごい情報量だった。仮面ライダーは新作の第1話だし、戦隊はシナリオにコメディとシリアスと大量かつ同量ずつ詰め込みつつ演出においては引き算の美学を意識した巧みさが光った。
音楽
Bandcamp Friday。
これが俺のBandcamp Fridayじゃい!!!円安を許さない pic.twitter.com/tZRaokcuaI
— ugogg (@ugogg) 2022年9月2日
BCF2回め これで本当に終わりにしないと財布がまずい pic.twitter.com/supvf2tlPY
— ugogg (@ugogg) 2022年9月2日
John Zorn - Cobra (Game Pieces vol.2)
John Zorn - Cobra (Game Pieces vol.2) #NowPlaying️
— ugogg (@ugogg) 2022年8月31日
Cobra系聴くのは初めて。これコラージュじゃないのか……。目まぐるしいパートもじっくり即興(?)するパートも面白いけどブックレットを見てもルールが全然わからない!
Cobraに「つまらなそう」と偏見を持っていたが、少なくともこのアルバムは面白い。
Anathema - Judgement
Anathema - Judgement #NowPlaying
— ugogg (@ugogg) 2022年9月3日
「この頃はまだゴシックメタルかな~」と思って聴いたけど、すでにメタル感薄なクリーントーンアルペジオの多用とか、Weather System路線の萌芽とも言えるポストロック感があって大変に良いです
後半の加速にメタル感を残すタイトルトラックや、ミニマルな構成でドラマを演出する手法に後期路線の萌芽を見せるDon't Look Too Farがお気に入り。
Pharoah Sanders - Welcome To Love
Pharoah Sanders - Welcome To Love #NowPlaying
— ugogg (@ugogg) 2022年9月4日
テメー本当にPharoahか!?ってくらい優しいバラード集。コルトレーンよりなんか明るい雰囲気。
なんとなく、「神妙じゃなさ」がいい感じ。ただ私がファラオに求めるものではまったくない(日本企業の企画盤らしいし、らしくなくてもいいのかも)
324 - Rebelgrind
(ネット上に公式音源なし)
東京グラインドコア2nd。『冒涜の太陽』に比べるとややブラスト少なめ?しかしその分いろいろな雰囲気のリフが聴けるし、爆速ブラストが際立つ。多彩なハードコア要素をブチ込みつつ総合的に嵐のようなグラインドコアという印象になるのはすごい。ジャパコア系の暑苦しいギターソロが差し込まれるSlavedrive、個性的なリズムチェンジが楽しいStoryteller、冒頭シンガロング必至のLife Only Brought Up Evil、巧みなドラミングによるリズムチェンジが予測不能なRequiem For the Flockあたりが好き。特に個性的な曲がこのへんだというだけであって、全曲最強のグラインドコアです。
Fight - A Small Deadly Space
今朝、Rob Halfordが昔やってたFightの2nd聴いてたんだけど正直1st(War of Words)より圧倒的に良くない?1stのこなれてないダサさに比べるとAlice in Chainsに接近したダークなグランジメタルでかなりかっこいい
— ugogg (@ugogg) 2022年9月2日
ハイトーンボーカルをあえてやってないのもかなり奏功してる
War of Wordsは「インダストリアルメタルとグルーヴメタルのいいとこどりに失敗したサウンド」「グルーヴィーとミドルテンポをはき違えた退屈なリズム感覚」「気合が空回りしたイタい歌詞」「モダンな楽曲に似合わないRobすぎるハイトーンボイス」など、個人的にはすべてが失敗している作品
— ugogg (@ugogg) 2022年9月2日
やっぱRob HalfordのFightは1stより2ndの方断然いいってば。2ndが売れなさすぎて解散、Halford結成に至ったっていう俗説信じがたい
— ugogg (@ugogg) 2022年9月2日
ラフな音作りと、インダストリアルメタル要素を捨ててドゥームメタル・モダンヘヴィネス・グランジを融合させたような退廃的な楽曲の相性がいい。
Robの歌い方は美しく豊かに枯れた中音域の歌声がメイン。Human CrateとIn A World of My Own Makingが白眉。ハイトーンシャウトも控えめかつ使い所を抑えているのが曲調と合う。Legacy of HateのAメロは絶妙にそれまでのRobのイメージから外した汚らしいスクリームを使いこなすことで、攻撃的でありながら旧作のイメージを呼び起こさないことに成功している。メタル度の高い楽曲も、MetallicaのLoadを彷彿とさせる「モダン・ヘヴィ・ブルース・ロック」調とモダンスラッシュっぽい刻みリフをうまく調合している。なんならあの頃のMetallicaより断然上手い。Beneath The Violenceが特にわかりやすい。
ベース除くメンバー全員が作曲に関わっている(ライナーノーツより)効果はデカいと思われる。1stはアラフォー一人が作った最新メタル(風)作品だが、本作はRobの才能と2~30代前半のリアルタイムな感性がそのまま反映されているのだから。
マジでみんな1stの方好きなんですか???マジで???と思ったが、時代の空気感もあるのだろう。1stが「あのハイトーンボイスがメタルサウンドに乗ることはないのだろうか」というファンの不安を見事打ち破ったことは確かだろうし。