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20260314日記&告知&「パリに咲くエトワール」感想

昨年に引き続き仙台のノイズミュージシャンhiroyuki chiba氏の港座(山形県酒田市)ライブに出演します。ハーシュノイズを演奏します。ご興味ある方はぜひ。月山道が苦手で庄内を避けている方はぜひ47号線(最上地域経由)をおすすめします。無料だし。
5/16(土)酒田市港座 大劇場(〒998-0037 山形県酒田市日吉町1-6-9)
open18:30 start19:00
前売¥2000当日¥2500(+1D¥500)
act
hiroyuki chiba. 
カツヲ
カルマ納骨堂
Ugogg
hiroyuki chiba. カツヲduo
前売りご予約は港座へメールにて。
minatoza@shonai.asia

画像

スレスパ2全員で3層クリアはできた。これからはアセンションと、もしすでに実装されているのであれば真ボス(前作でいう心臓)を目指したいわけだが、色々とやりたいことがあるので少しスローダウンかな。

ボトムスをデニム2本と裏起毛カーゴしか持っておらず、デニム以外を履きたいときは毎回足が汗だくになっていたので普通のカーゴパンツをH&Mでまとめ買い。

 

映画「パリに咲くエトワール」の感想を書きます。ネタバレってほどのネタバレは無いけど一応注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかっぱキャラがめちゃくちゃ好きなのでポスタービジュアルだけを理由に見に行ったけど、気になるところはあれどすごくいい映画でした。

まず言及したいのが映像の美しさ。引きのシーンではドガの絵画のような美しい風景、接写では実写と見紛う豪奢な建築物を背景に、どこかジブリっぽいキャラが生き生きと動く。キャラの動きは細部にわたり丁寧に描かれる。メインテーマの一つであるバレエのアニメーションはもちろんのこと、レストランの一介のモブでさえ注視に耐えうるしっかりした動き。

アニメーションで特徴的だったのは、薙刀、棒術といったアクションシーン。時々あまりにハイレベルな殺陣が突如挿入され、完全にアクションものの雰囲気になるのでちょっと笑ってしまったが、ミスマッチな訳では無い。ストーリー上も薙刀は重要な要素だし。
バトルシーンの細部で感動したところが2つある。
一つは序盤の千鶴初戦闘シーン。軸足を読ませない千鶴のすり足を足元の動きだけで演出し、それに翻弄される敵の描写をほとんど入れないところが上品だった。
もう一つは中盤の薙刀演武披露のところ。薙刀の習熟度によって姿勢、表情、動き、すべてが差別化されている。特に習熟度の低いキャラが薙刀を構えるシーンで、薙刀の後方を持つ右手の位置を一瞬目視で確認するカットには痺れた。おそらく「右手は薙刀の後端から拳◯個ぶんあけたところを持つ」というような覚え方をしているキャラなのだろう。

物語も決して派手ではないが、明るく前向きで美しい。第一次世界大戦前、保守的な家庭の事情を抱えつつもパリに来たフジコと千鶴の明るい成長譚。彼女らと交流する人々も少しずつ変化が起こり、人生が変わった人間もいればちょっと日常に張り合いが出た人間もいたりと、各々が自分なりの達成感を掴んでいく。家父長制の圧力と軍靴の音が迫る中で日本人少女が現地での交流を通じて夢を掴む物語は、力強い反ファシズムとヒューマニズムに溢れている。
最後の安直なまでの大団円は普通なら呆れてもおかしくないくらい脳天気なものだが、それまでに乗り越えた壁の大きさ、彼女らにこれから待ち受ける壁の大きさを知っているとむしろ「ひとまず良かったなあ。これからも頑張れよ」とエールを送りたくなる。

キャラクターは特に魅力的。最初の方はあまりに類型的にデフォルメされた感があったが、作中で起こる問題に悩んだり立ち向かったりしているとだんだんと生き生きとして見える。設定はどこか安直なのだが、「起こった物事にどう向き合うのか」という行動面でキャラクターの肉付けがなされていくので最終的な好感度は高い。
励まし合って共に夢を叶えるダブル主人公と見せかけて、情熱型のフジコと才能型の千鶴で違う問題、課題が別々のタイミングで発生するのが良い。特に中盤で、千鶴の支援が目的化して絵が描けなくなるフジコの感じは個人的にも共感できるタイプの辛さがあった。それでいてお互いに無いものを持つ二人は、肝心なときはしっかり対話し友情を深め現実を超えていく。
サブキャラも愛嬌がある。厳しくも優しい元バレリーナ・オルガ、みんな大好き酔いどれお姉さん・ジャンヌ、ツンデレ金髪ライバル・マチルダ、リアリティラインをかき乱す胡散臭い叔父・若林など。
あと個人的には誠実なおかっぱキャラが大好きなのでずっと千鶴萌えでした。

不満というか、難しいな~と思った点は下記の通り。
・説明的なセリフ、「また親交が深まりました」という説明としてのフジコの笑いなど、わかりやすさ優先の違和感があった。『仮面ライダーガヴ』も似たようなところがあったなあ。
・東洋人差別があまり表出しない設定、戦争責任の見て見ぬふりについては違和感がある。「もしかしたら東洋人差別されてるのかも」→訊いたらしてませんでした、という一幕とか、日露戦争で父を亡くした母子に対する気まずさのなさとか。まあ主人公たちのテーマである「夢を掴む」「家父長制に屈しない」「戦争に屈しない」に100%注力するための取捨選択だろうし、全部大真面目にやったら「心意義は買うが……」みたいな作品になってただろうし、仕方ないのはわかるがもう少し「あっ、そんな感じで流して良いんだ……」と思わせないよう、徹底的にスルーするかきっちり落とし所を設けるかしてほしかった。
予告が、本編視聴後に感じた面白さを全く表現できていない。こんなにいい映画なのにもったいない。
・全編通して作画が良すぎるため、最後のバレエシーンで使われるCGに違和感がある。贅沢な不満だが。

総合的には、地味だけど誠実できれいで明るくて、いい意味で万人向けの優れたアニメ映画。事前に把握すべき文脈とかも特に無い気がする。閃光のハサウェイのちょうど逆。おすすめです。