ストレートでハードな曲はあまり好みではないけど、When Death Calls、Kill in The Spirit World、Nightwindみたいなギターが泣きメロを弾きまくる曲がとにかくいい。
サバスはとにかくMaster of Reality派(=初期ドゥームメタルとしてのサバスが一番好き)なんだけど、Dio期以降はむしろドゥーム感よりもそういう叙情的な部分に惹かれる。The Mob Rulesも「Heaven and Hellよりドゥーム寄りだから好き」という人が一定数いるが私はむしろOver and Overみたいな曲でヤケクソのように美しいギターソロを弾き倒すところにグッと来る。
アルバムとしては良くも悪くも小綺麗なインダストリアルメタル。MutterあたりのRammsteinからネットリ感と壮大さを減退させキャッチーさを増した感じ。アルバム前半はなかなかいいけど、アルバム中盤から増えるメランコリックな曲があまり好みでない。とくに4~6曲目は削ってほしいくらい邪魔。ただNew York Cityの悩ましい感じの歌詞に対してポップに歌い上げる感じは好きだな。好きな曲はEmigrate、Wake Up、My World、New York City、Resolutionあたり。
かつてごく一部で話題となったバカグラインドUltra Vomitなみの器用さとくだらなさを見せつけつつ、短めのエクストリーム・メタルを連発。屁をテーマにしたクソみたいな曲から8分に渡る組曲まで、本当に色々やっていて、なんだかんだでそこそこ面白い。ビートダウンにギャングスタコーラス響き渡るBlack Smell of Deathや、GhostをオマージュしたDeus Ex Sathanasあたりが好き。