週報のタイトルカウントが1週ずれていましたね。
あったこと
仕事がハチャメチャに忙しく精神的負荷が大きかった。
クソ寒い。
映画『RRR』を観た。
映画「RRR」ヤバすぎ!!!!!アクションとブロマンスと笑いと涙てんこ盛りの勧善懲悪超大作だ
— 阿部 (@abeimas) 2022年10月29日
「ここがクライマックスなんだろうな」って8回くらい思うことになる
本当に面白かったな……映画が終わった時、凄まじい充足感と「もう3時間たったの?」が両立した不思議な感覚を味わっていた。娯楽超大作なのはもちろんなんだけど、英国支配下のインドにおける差別感情を(スカッとインディアの前フリとはいえ)しっかり描いているし、エンディングの独特の演出は「今の我が国は偉大なる先人に誇れる国になっているか?」と問いかけるようでもあった。
芋煮会をやった。
キモ……と思ってたら旨そうな芋煮になった pic.twitter.com/UUvcPcg815
— ugogg (@ugogg) 2022年10月30日
「フォロワーのフォロワー」みたいな初対面の人も複数人いるイベントだったがローカルな話やメタルな話ができて楽しかったな。芋煮もめちゃくちゃ美味かった。
思ったこと
現代日本でトゥルーマンショーやったら「たまには蕎麦食べよ~」とか言うだけで「公式が解釈違いすぎる。主人公が米どころ出身で、ご飯に故郷を重ねていることは第5回で明らか。こういう寂しい夕暮れこそご飯ものでは?積み重ねた描写の意味を本人くらいは理解しておいてよ…」とか言われそう
— 阿部 (@abeimas) 2022年10月24日
キャラクターの解釈って一見すると、そのキャラクターを人間として深く読み込むことが求められているように思えるけれど、実際の人間は解釈も何もなくある程度のランダム性が存在している。キャラクターを厳密に解釈するということはキャラクターを人間としてみないことが重要な前提だよなーと思ってツイートした(気がする)。「キャラクターの解釈」という営みが正確に、精密になればなるほど、解釈の対象はそのキャラクターを離れて、上位存在へと移っていく。
「あまりに奇麗な夕焼けを見てなぜか涙が出る」みたいな状況の「なぜか」を掘り下げると自分でも笑っちゃうくらいのただのパブロフの犬でしかないことがあるので、エモーションと条件反射の身体的アウトプットが一致しているケースに気を付けた方が良いな~と思う
— 阿部 (@abeimas) 2022年10月27日
ダメだという話ではなく、涙を流しながら「私は今何かに騙されているなあ」と心が冷めきっている方が個人的には良い暮らし方だな、と思った。
いわゆるリアクション動画って、自分の好きなジャンルが取り上げられていてもいまいち見方分からないと言うか恥ずかしいな
— ugogg (@ugogg) 2022年10月25日
「ボイトレ講師がデスメタル聴いてみた!」みたいな動画、なんというか「校内放送でくるみ☆ぽんちおを流したときの同級生のリアクション」と刺激される部位が同じな気がして…
オタクな俺が"知っている(俺が作った、ではない)"コンテンツがパンピーをビビらせているぜ!という喜び方はもうキツくなってきたな……と思って。でもTwitter見ると、そういう感覚の人が年上の人とか、何なら政治家にもたくさんいる気がする。
音楽
GRAVAVGRAV - Demo #3-2022 #NowPlaying
— ugogg (@ugogg) 2022年10月24日
ドローンドゥーム、日本語ポエトリー、ドゥーミーなデスメタルの3パート11分弱。3曲が1トラックではなくあくまで3部構成と捉えたくなる鬱屈した世界観が気持ち良い。https://t.co/CYuXHDXAmp
圧殺ドローンメタルに続くポエトリーの音質がいい意味で昔のテレビっぽいのが絶妙に寂しくて好き。最後のデスメタルはマジで名曲。息の詰まりそうなエンディングが最高!CDにはおまけとしてお線香が付くのでこれ聴いて死んでも安心
— ugogg (@ugogg) 2022年10月24日
上記リンクから最後の5分だけでも聴いてほしい。スローで憂鬱なオールドスクールデスメタルの極致のような曲。
Stephan Mathieu - RADIANCE VII: PROCESS #NowPlaying
— ugogg (@ugogg) 2022年10月24日
ヴィオラの音を4枚のアセテート盤に録ってそれを違う回転数で同時再生しながら卓をいじった音(多分)
こういう優しく軋むような音が本当に好みなので助かりますねhttps://t.co/sH86wuSZns
Stephan Mathieu - RADIANCE VIII: TO HAVE ELEMENTS EXIST IN SPACE #NowPlaying
— ugogg (@ugogg) 2022年10月29日
Earle Brown - December 1952をフィールド録音とシンセ等で演奏。原曲は図形楽譜の有名作品らしいですね。最初スペイシーなどローンかと思ったらゆっくり形を変えていくので面白い。https://t.co/86jP7s6885
ゆっくり聴いているのでRADIANCEシリーズを未だ聴き終えていない。
初めて聴いたけど、表層的な印象はSelmasongs~Vespertine期のBjorkっぽいのに、耳を澄ますとバンドアンサンブルの絶妙なタイム感が楽しめるのが面白いhttps://t.co/JGxPhEXrfJ
— ugogg (@ugogg) 2022年10月25日
ここのところ毎日聴いている素晴らしい作品について、なかなかのバイブス記事を書きました。是非聴いてみてください。
— よろすず (@yorosz) 2022年10月13日
アルバムレビュー:Ellen Arkbro & Johan Graden『I get along without you very well』|よろすず https://t.co/X7F8HVxSl8
アンビエント作家Shuta Hiraki氏のこのレビューを読まれたし。文中にある「『息を揃えて』発音する箇所」が大きな聞き所の一つ。
Anatomical Amusements - Corporal Kaleidoscope #NowPlaying
— ugogg (@ugogg) 2022年10月27日
Crash SyndromとFecundationのメンバーによるプロジェクト。Carcassの3rdスタイルを現代ゴアメタルの流儀でアレンジしつつ更にメロディアスにした意欲作。CSとFesterdecayのSplit好きだった人にもおすすめhttps://t.co/UcfH4sMNfc
「メロディックゴアメタル」という意外性のあるスタイルがバッチリ決まっていてかっこいいです。
ここに書いていないところだと、Soilworkの聴いてなかった旧譜を一気に聴いている。一般的に黄金期とされている4th~5thってもともとそんなに好きじゃなかった(斬新さは認めるけれど)けど、2010年代の素晴らしい作品群に比べると更に見劣りするな……と思った。彼らの本当の全盛期はここ10年ほど。あの頃のSoilworkしか知らない人ってたまにいるけど本当にThe Panic Broadcast以降の作品を全部聴いた方がいい。