ウゴガベ

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シン・2022年10月第4週の週報

週報のタイトルカウントが1週ずれていましたね。

 

あったこと

仕事がハチャメチャに忙しく精神的負荷が大きかった。

クソ寒い。

映画『RRR』を観た。

本当に面白かったな……映画が終わった時、凄まじい充足感と「もう3時間たったの?」が両立した不思議な感覚を味わっていた。娯楽超大作なのはもちろんなんだけど、英国支配下のインドにおける差別感情を(スカッとインディアの前フリとはいえ)しっかり描いているし、エンディングの独特の演出は「今の我が国は偉大なる先人に誇れる国になっているか?」と問いかけるようでもあった。

芋煮会をやった。

「フォロワーのフォロワー」みたいな初対面の人も複数人いるイベントだったがローカルな話やメタルな話ができて楽しかったな。芋煮もめちゃくちゃ美味かった。

 

思ったこと

キャラクターの解釈って一見すると、そのキャラクターを人間として深く読み込むことが求められているように思えるけれど、実際の人間は解釈も何もなくある程度のランダム性が存在している。キャラクターを厳密に解釈するということはキャラクターを人間としてみないことが重要な前提だよなーと思ってツイートした(気がする)。「キャラクターの解釈」という営みが正確に、精密になればなるほど、解釈の対象はそのキャラクターを離れて、上位存在へと移っていく。

ダメだという話ではなく、涙を流しながら「私は今何かに騙されているなあ」と心が冷めきっている方が個人的には良い暮らし方だな、と思った。

オタクな俺が"知っている(俺が作った、ではない)"コンテンツがパンピーをビビらせているぜ!という喜び方はもうキツくなってきたな……と思って。でもTwitter見ると、そういう感覚の人が年上の人とか、何なら政治家にもたくさんいる気がする。

 

音楽

上記リンクから最後の5分だけでも聴いてほしい。スローで憂鬱なオールドスクールデスメタルの極致のような曲。

ゆっくり聴いているのでRADIANCEシリーズを未だ聴き終えていない。

アンビエント作家Shuta Hiraki氏のこのレビューを読まれたし。文中にある「『息を揃えて』発音する箇所」が大きな聞き所の一つ。

「メロディックゴアメタル」という意外性のあるスタイルがバッチリ決まっていてかっこいいです。

ここに書いていないところだと、Soilworkの聴いてなかった旧譜を一気に聴いている。一般的に黄金期とされている4th~5thってもともとそんなに好きじゃなかった(斬新さは認めるけれど)けど、2010年代の素晴らしい作品群に比べると更に見劣りするな……と思った。彼らの本当の全盛期はここ10年ほど。あの頃のSoilworkしか知らない人ってたまにいるけど本当にThe Panic Broadcast以降の作品を全部聴いた方がいい。