ウゴガベ

ugogg阿部音楽紹介オタク感想雑記日記告知ブルトン身長60m体重6万t

2023年4月第4週の日記

あったこと

GWの旅行を目前に控え労働に身が入らなかった。しかし新しい仕事自体は次々と舞い込み、なるべくぜんぶGW開けに回してしまえるよう奔走した。新しいことなんか絶対やりたくないけど新しいことをやらないと中長期的にどん詰まるのは見えているのでしっかり前例のないことをやりまくらないといけない。
後輩は……なんか……例によってである。上としてはカウンセリング的なアレとか病院的なアレとかの対応を検討しているっぽいけどどうなるか。

職場の内履きにいわゆる「健康スリッパ」みたいな、土踏まずとかが盛り上がってるやつを使っていたんだけど、土踏まずが炎症か何かで滅茶苦茶痛くなったのでそれが履けなくなった。平らな安物のスリッパを数日履いたあと湿布を半日貼ったらすっかり治まった。人体の隙間って空くべくして空いているもので、そう簡単に埋めないほうが良いのかもしれない。

自分がやっているホワイトカラーの労働に誇りが持てず、「真実の労働ではない」という感覚が強い。一次産業の現場とか、土木建築とかの、業種コード最序盤の業種に従事している人と比べての劣等感がある。短絡極まる考え方なのは自認しているし、ここでいう「真実の労働」以外が消滅した世界はどうあがいても破滅するんだけど、つまるところ「『真実の労働』以外が存在しないとあらゆる素晴らしいものごとが維持どころか発生すらできないというこのキショい世界が破滅してほしい」みたいな願望の変形にすぎないのだと思う。

家焼肉をした。前回は家に丸2日ほど匂いが残ってしまったので今回は色々対策して「最初から窓全開&サーキュレーター」「食後すぐに焼肉プレートを完全に洗う」「濡れタオルを振り回して脱臭」などした結果ほとんど匂い残らず。勝利。

母の日のプレゼントを選んだ。毎年「地元の消えもの」にしている。

隣町の隣町にきれいな小川があるというので車で30分かけて見に行く。水草がなびくさまがつぶさに観察できるほどきれいな川だった。観察しやすいよう周辺の清掃も行き届いていた。清掃されていないほうがより自然なのだろうからあんまり素直に喜ばない方がいい(きれいな小川=自然な小川でもなかろうし)んだろうけど、このなんてこと無い清流のために汗をかく人々がいることは面白さと美しさがある。

NHK日曜美術館』の再放送で陶芸家・辻村史朗の回を見た。

www.nhk.jp

山奥の工房で妻とともに穏やかかつ楽しそうに創作活動に励む姿が映るが、陶芸の道に進んだきっかけがある一点の茶碗ということもあり、多様な作品を作る一方で明らかに茶碗だけ熱の入れようが違う。
「壺や花瓶は形や見た目が良いと褒められればそれでいいが、茶碗は違う」「自分の中にある理想像に向かって作る過程で別の価値が生まれていい作品になることはあるが未だ理想の作品は作れていない」(言い方はうろ覚え)と断言する一方で、自分の作品で立てた茶を取材者にすすめるときは「泡たてて飲みゃいいんだよ」と笑う気さくさもある。「穏やかな人間性では突き進めないのではないか」という道に、どこまでも穏やかなまま着の身着のままで突っ込んでるような雰囲気に「妄執と愛嬌がこんな形で両立する人間がいるのか」と衝撃を受けた。
あと、途中で辻村作品のファンという外国人のコレクターが自慢の逸品を取り出したとき、陶芸がわからない私でも息を呑むほど凄い物っぽいことがわかった。鈍くくすんだ黒い円柱側の碗なんだけど、異様に存在感があって「下手にコメントするとこの碗そのものから怒られるのではないか」と思わされる感じ。逆にその他の作品は全然良さがわからなかった。「近所の郷土資料館で毎日やってる陶芸体験教室で今日一の出来だった作品」との違いがわからない。持ったり使えばわかるのか?

 

音楽

ugogg.hatenablog.jp

OGRE YOU ASSHOLEの新作EPが良かったのでレビュー記事を書いた。

あとは昔のスラッシュメタルをたくさん聞いていた。80年代後半のDeath AngelやOverkill等の「余裕ありげなベイエリアスラッシュ」の聴き方が最近やっとわかってきたかも。