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2023年7月第2週の日記&簡易音楽レビュー(Infernal Hate, Japanese Noise Comp.)

あったこと

週の頭に喉の風邪を引いてしまった。今日までにだいぶ回復し、今は治りかけの状態。家に新型コロナの抗原検査キットが余ってたのでせっかくだから使っておいた。陰性だった。
風邪のひき始めに、半年以上前に新型コロナにかかった時に服用していた風邪薬の残りを使っていたのだが一向に効き目がない。よくみたら使用期限が2年前に切れていた。

「ベンザブロックLプレミアム」を買って飲んだら笑っちゃうくらい効いた。薬の使用期限って意味があるらしいです。
実は新型コロナ罹患時も同じミスをしている。

ugogg.hatenablog.jp

当時のブログで「新しい薬」と表現しているが、これは「使用期限が切れて1.5年しか経っていない」という意味で使っていたらしい。我ながらいくらなんでもリテラシーが低すぎる。みんなも古い薬は捨てて新しい薬を買おう。

仕事は急な外回りが入って早出や遠出が相次ぎ全然進まなかった。最近全然仕事に身が入らない。お腹も妙に弱かった(風邪だったからか?)。新規開拓営業に行った会社の社長がめちゃくちゃスピリチュアルに傾倒しており、ずっとチャクラと波動の話に乗っていたので疲れた。なまじ本気で対応してしまったので取引につながってしまった。担当者は私だ。グエ~~~~~~~~

食事は先週から引き続き「山形のだし」を食べまくっている。ぶっかけ蕎麦の薬味として100gほどドバっとかけてしまうのがおすすめ。鰹節も一緒にのせること。さっぱりしすぎて物足りないときは天かす(袋で売ってるやつじゃなくて惣菜コーナーで売ってるやつ)もかけると良い。あすけんで定点観測しているが、油断した日を除けばカロリーコントロールはうまく行っている方。オートミールをほぼ毎日取れているので食物繊維量もいい感じだ。タンパク質が足りなさすぎるので妻の習慣に倣って足りない日はプロテインを飲むことにした。ザバスのリッチショコラ味。タンパク質を取る以上腹筋ローラーのサボり日を減らしていきたい。風邪が治るまではやらないが。

 

情報

嬉しすぎる。東北初出店じゃないかしら。東北にはすでに鳥放題という焼き鳥居酒屋チェーンがあるが、少なくとも山形駅前の店舗は料理の提供が凄まじく遅いのと接客が笑っちゃうくらいカスなので「トリキとトリホでどうしてここまで違うのか」と長年思っていた。

 

音楽

Infernal Hate - The Order of the Black Kestrel

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先日のExhumed来日ツアーに帯同したスペインのブルータルデスメタルバンド2022年4thアルバム。デジタルリリースはなく、各種サブスクかCDで聴ける。
ブルデスにしては複雑さは控えめ。時折エスニックなメロディを散りばめるところはNile感があるが、ミドルテンポかブラストビートかというシンプルで突進力のある楽曲群は先達と十分に差別化できている。Behemothからブラックメタルを引いた感じというと近いかもしれない。おすすめ。

Various Artists - Capturing The Wind, a Japanese Noise Compilation

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アメリカのレーベルDada Drummingより今年リリースされた日本ノイズミュージックコンピレーション。大御所のGovernment AlphaやAstro、近年の日本ノイズを代表するKazuma Kubotaやscum、更にはローカルシーンを背負う面々(北日本でいうと新潟のSpore Spawnや宮城のhiroyuki chiba)などがバランスよく参加。
Government Alphaのおなじみ電子爆音から幕を開け、どちらかというとハーシュノイズとカットアップハーシュ系の楽曲が多く並ぶ。一曲通してビート/メロディ/ドローン等の、いわゆる"うるさくない""音楽らしい"アプローチをとる楽曲は無し。
ただ、ASTROの楽曲には映画と思しきサンプリング音声が組み込まれたり、Kazuya Ishigamiはハーシュノイズに侵食されていくダークアンビエントのアプローチを取ったり、Spore Spawnの楽曲はくぐもった金属的ドローンが絶叫とハーシュノイズに取って代わられる構成であるなど、ハーシュノイズ以外の要素を緩急としてうまく取り入れているアーティストも多数。
一方でKazuma Kubotaは、てっきり彼のトレードマークだと思っていた優しいアンビエントとハーシュノイズを対比させる手法を使わず、電子雑音と金属音がカットアップで混ざり合う鋭くもいい意味で整合性を感じる楽曲を提供。
最終曲はKazumoto Endoと韓国打楽器奏者・香村かをりのデュオによる新潟でのライブ。Endoの緩急がついた電子的なハーシュノイズに対してパーカッシブだったり金属効果音的だったりと多彩なアプローチをとる香村が面白い。
このコンピの特徴として、上述したようなうるさめの楽曲群なので「飽和したデカい音がめちゃくちゃに鳴っていると痛快」というノイズミュージックならではの原初的な快楽がバッチリ味わえることと、どの楽曲も3~4分にまとめられていることが挙げられる。長すぎず短すぎずのちょうどいい長さで切れ味鋭い騒音がたくさん聴けるので、ノイズファンがヘビロテしやすいのはもちろん、入門盤としてもちょうどいい。全曲が現役世代の新曲だし。
2023年において「現役の日本ノイズを漁りたい」「ノイズ聴いてみようかな」「ノイズちょっと聴いてみたけどメルツバウは多すぎるし非常階段は古いインプロっぽいしボアダムスはノイズじゃなかったしメタルマシンミュージックは駄作だったんだけどどうすりゃええねん」などのニーズに対して最適解となりうる1枚。デジタルリリースがないのが悔やまれる。CDを買おう。

noisegrind.official.ec