ウゴガベ

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20220215日記+簡易音楽レビュー

日記

長大な一つの原稿と向き合う仕事だけをする一日だった。疲れた……。夕方から雪も積もりだしたし明日の朝が怖い。

 

音楽

Savage Grace - Master of Disguise

savagegrace1.bandcamp.com

アメリカのメタルバンドによる1984年リリース1stアルバム。購入したのは2021年の再発盤。上記リンクのアルバムはなぜか曲順が滅茶苦茶。
ジャケットはメタル史上に残る最悪のデザインだけど、音楽性としてはコテコテのスピードメタルで、マニア人気が高いだけのことはあるクサさと暑苦しさ。Iron Maidenの1stアルバムのシンプルな曲が好きな人には絶対ハマる。切れ味とメロディを両立したリフで爆走するファストチューンはもちろん、ミドルテンポのBetrayer、Sons of Inquityもリフ・歌メロともに勇壮でカッコいい。ボーナストラックのEP(The Dominatress)は曲は普通(本編が良すぎて大きく劣って感じられるが)なんだけど、ちょっと下手な人にボーカルが交代しているのがもったいない。
なぜかリミックス&リマスター盤とオリジナル盤の2枚組で、「よっぽどの大御所アニバーサリー盤じゃない限り普通は前者だけじゃない?」と思ったものの、いざ聴いてみると音楽性とリミックスの方向性がかなり合っていない。モダンで迫力のある音像にしたかったのはわかるけれど、もともとの良さが「ある程度の軽さと引き換えに手に入れたメロディアスさとスピード感」なので、モダン化したことで却ってどんくさくなったという妙な現象が起こっている。全体の中低音のためにギターの高音が犠牲になったのは致命的。どうやらリミックス盤が許せない人向けの救済措置ということらしい。
ちなみにボーナストラックはもともとの曲がどんくさいのでリミックスでちゃんと重厚になった意味が感じられる。まあ、重厚になったところで1st以下ではあるんだけど。