ウゴガベ

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20220601日記+簡易音楽レビュー(Memento Mori, Eternal Oath, Corum)

日記

今日、急にむこう数日の労働予定が大量に発生し、48時間後のパンクが確定してしまった。えっ、本当にどうするの?休日出勤の予定はすでに入っており、その日すらすでに予定が分単位で埋まっている。んん???????
まあいいか……たいていこういう焦燥感っていうのは錯覚なのだ。きっと。

 

音楽

Memento Mori - Life, Death and Other Morbid Tales

music.apple.com

1994年2nd。voがCandlemass(当時)のMessiah Marcolin。Candlemassの荘厳なドゥームメタルと比べると、もうちょっとストレートでオカルティックなドゥームメタルをやっている。Messiahの胡散臭く大仰で異様な存在感を誇る声はやっぱりちょっと凄すぎる。どの曲もこの手のジャンルに求める王道路線でクオリティが高い。シークレットトラックの16 Tons(Tennessee Ernie Fordカバー)も可愛い。どの曲にもいらないパートがある気がする(=キラーチューンがない)のと、スネアのスパコーン!という軽薄な音が曲の重さを殺しているのが残念だけど総合的にはいいアルバムだと思う。
ただ、ブックレットに写ってるMessiahについて。トレードマークの黒衣を脱いでSepulturaのTシャツを着るな。

 

Eternal Oath - So Silent

www.youtube.com

1996年デビューEP。シンフォニックデス/メロディックデスメタル。いい意味で湿気った音楽で、ミドルテンポ中心で陰鬱なクサメロを撒き散らす。楽曲は最終曲以外そんなに印象に残っていない……。悪い作品じゃなくて、聴いていていい気分にはなる。作業用BGMに向いているかも、と言いたいところだがあいにくEPなので収録時間は28分。

 

Corum - Riffhead

soundcloud.com

1997年1st。プレミア化しているCDをたまたまブックオフで発掘。「プログレッシヴ・スラッシュメタル」とでもいうべき音楽で、たとえるならば「Metallicaの2nd&4thとAnthraxの5thとDream Theaterの2nd(リードギターのみ)をミキサーにかけたものの上に自分の好きな大御所メタルバンド全部トッピングした」みたいな感じ……?なんとも説明しづらい。
90年代に散見されていたらしい「スピードは多少抑えてでもテクニカル/プログレッシヴ」を志向したスラッシュメタルバンド達の一つであることは想像に難くないが、上記のような要素で作り上げられたタイプのバンドって他にいない気がする。「変拍子を活用したスラッシュ」なんて今や全く珍しくないが、そことは全く別の理由で今なおプログレッシヴに聞こえる音楽。
1.Flight of Duskからして上記の要素に加えてIron Maidenみたいなパッセージが強く主張する情報過多ぶり。6.Judgement Rightsや7.Creative Greyあたりが一般的な「メタルとしてのかっこよさ」を維持している。理解できるフレーズを組み合わせているだけの音楽なのに総体としては理解できない音楽が生まれているという混乱するリスナー体験ができる。一つ明確な欠点を言うと歌メロにヒキがなさすぎる上に歌も若干下手。
バンドは2000年に2ndをリリース、2001年にメンバーの怪我でライブ活動を休止した後に一切の知名度を得ることなく解散。解散後にYoutubeSoundcloud等のアカウントを作ったらしく、2枚ともいろいろな手段で聴くことができる。