ウゴガベ

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20250919&0920日記

0919

仕事を早退してBulldozeの仙台公演へ。

giggs.eggs.mu

凄く良かったな。Bulldozeはいわゆるビートダウンハードコアのオリジネイターで、ジャンル名も彼らのアルバム「The Final Beatdown」や楽曲「Nothing but a Beatdown」が由来である――というのが来日の報を知ってから調べてわかったこと。ビートダウンを聴けるようになったのはごく最近のことで、それまでは「遅くてつまらないな」としか思えなかった。このジャンルやその原型であるタフガイ/ニュースクールハードコアには20年近く前から触れていたが、リスナーと自認できるのはここ2年くらい。

聴けるようになった大きな理由は「激しい音楽が遅くなる」ことにダンスミュージックとしての意義を感じ取れるようになったこと。ミドルテンポのパートではもちろん楽曲に合わせて自然と体が揺れるのだが、極端にテンポと音数を落とすビートダウンはその動きを阻害する。そこでリスナーの体は「曲に合わせてより遅く深く動く」「曲の倍の拍をとった動きに変える」の二択になるのだが、もともとのパンクカルチャーに合う動作としては後者が妥当で、その結果「遅くなることを激しさと捉える」という美学が成立したのだろう……という認識ができるようになった。歴史認識として正しいのかはわからない。
遅いメタル(ドゥーム、スラッジ、ゴシック)は昔から好きで、これはハナっからダンスを見出していないことが大きい。メタルを聞いているときはたいてい淡々と首を振っているだけなので。
ライブ本編の感想でいうと、全バンドが多少なりともビートダウンパートを備えたハードコアばかりでフロアは大盛りあがり。私はビビって後ろで観戦。以前モッシャーの裏拳でメガネを潰されたことがあるのでいつも警戒しているが今回はなんとか負傷を回避。
似たような音楽性であっても、スラッシーで日本語詞のBREAK OF CHAIN、凝ったリズムアレンジが隠し味のBEHIND THE 8BALL、エッジメタル系メロディがクールなSHUT YOUR MOUTH(Vo病欠でみんなで分担して歌っていたが複雑な割り振りで逆に難易度高そうだったが難なく乗り切っていた)、正統進化型のマッチョでいかついDIKTATOR、オリジネーターのBulldozeと個性が明確だったので飽きなかった。Bulldozeは原曲よりさらに厳つさもスウィング感も増したような独特な聴き味で、特にHypocriteのような隙間の多い楽曲の魅力が何倍にも増していた。

bbbrecords.bandcamp.com

あとギターの音作りは特別なことを指定なさそうなのに出音がめっぽうかっこいい。サウンドチェックで一瞬だけ弾いていたVan HalenのAin't Talking about Loveすらかっこよかった。初めて知ったが仙台はハードコアカルチャーが結構根強いらしい。

0920

朝はつかれてぐったりしていたが昼過ぎから暇になったので庭の切り株(前々回くらいの日記参照)を処理。残り2本処置する予定だったが、土中に埋もれていたものを2本発見=正確には4本あったこと、そのうち1本は根が瓦礫や大きな石を抱き込むように生えた上にコンクリートの隙間に伸びていることなどが発覚したため、最難関の切り株2本のみ処理しギブアップ。スマホいわくこれだけで700Kcalくらいは消費しているらしい。

築古ゆえのトラブル対応ではあるがなんだかんだで楽しい。

www.nhk.jp

初級者暗渠ファンなのでNHK「沼ハマ」暗渠回を見た。勉強になるっす(芹沢あさひ)。メインで出演していた中学生暗渠ファンのトークがうますぎてびっくりした。

 

夕方から扁桃腺、夜から頭が痛くなり、ヤバさを感じている。